臨床研修管理委員長のメッセージ

臨床研修管理委員長のメッセージ

 当院は「歩みいる人に安らぎを 帰りゆく人にしあわせを」という理念で日々診療が行われています。研修医教育においても、基本的診療能力を習得するだけでなく、医学および医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、医師としての人格を涵養し患者の立場にたって思いやりをもって診療ができる医師を養成しようと努めています。指導医はじめ病院スタッフは、研修医の立場にたって研修医を指導し、研修医が指導者のみならず患者さんから学ぶという姿勢を身に着けることができるように配慮しています。また、当院の研修医は一地方に偏ることなく全国の大学出身者で構成されており、みんなで和気藹藹と研修しています。そして、約3割以上の研修医が後期研修医として当院に残ってくれています。研修医満足度がアップするよう日夜改革に努めていることも強調しておきます。

臨床研修管理委員長 谷口弘毅

 

 京都第二赤十字病院では、社会に医療人として実践的に貢献できる歯科医師の育成を目指し、平成22年より歯科医師臨床研修施設としての活動を行っています。研修施設としての歴史はありませんが、当院の運営環境を生かした歯科医師臨床研修プログラムとなるよう工夫をしています。
 当院は京都市の中心部にあり、ほぼ臨床に関る診療科はすべて有しています。歯科医師に関る研修以外にも、医師、看護師、薬剤師などの多くの専門職に研修の場を提供しています。歯科医師臨床研修プログラムは2年制より構成しており、1年目は医療人としての資質形成と実践力習得。2年目には研修医の希望も取り入れながら、医科重複領域の研修の場を提供しています。プログラムの詳細については当院ホームページ上に掲載されている当院の臨床研修プログラムを参照して下さい。
 近年は歯科医師に求められるスキルは変遷してきていると思われます。高齢化社会がわが国では進みつつあり、今後は老齢者人口増加が予想され、基礎疾患を有した患者さんへの対応能力が求められます。また、他領域診療科の医療を支援する能力を有した歯科医師の存在も社会は求めてくると予想されます。主な例として、がん緩和医療、感染制御領域では、口腔環境保持の専門的能力を有した歯科医師が関ることが重要視されるなど、これからの歯科医師は社会的需要を見越したキャリアデザインが必要と考えられます。私たちは違った視点からの臨床研修システムを提案し、歯科医師を目指される皆さんの専門職としての将来設計をお手伝いしたいと考えています。

歯科臨床研修管理委員長 猪田浩理