感染制御部

感染制御部について

 MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)による院内感染で象徴されるように、病院はそれ自体が「感染症の温床」といわれています。
 当院は1981年に「院内感染予防対策委員会(ICC)」、1990年に「MRSA委員会」を設置し、早くから院内感染対策に取り組んできました。しかし感染対策も多岐にわたり、委員会だけでは十分な対応が難しくなってきたため、実践部隊としての院内感染対策チーム(ICT)を2003年に結成しました。
 ICTは医師、看護師、薬剤師、細菌検査技師、栄養士、機能訓練士、事務部職員など、病院の様々な職種のメンバーで構成され、各々の専門知識を生かしてチーム医療として院内感染対策を行ってきました。
 ICTの活動を簡単に表現すると、「抗菌薬を適切に使用し、院内で耐性菌を作らないようにする活動」と「職員自身の手指で患者さんに耐性菌をうつさないように、職員が常に衛生行動を心がけるようにする活動」の二つで、その究極の目標は「院内感染の発症をできるだけ減らす」ことです。
 十数年来聞き慣れた「院内感染」という言葉も、その対象は院内にとどまらず、介護施設や在宅患者さんの感染症、さらに職務感染なども含まれるようになり、現在では「医療関連感染」とも呼ばれています。
 当院においても感染対策の対象が広範囲になってきたため、2008年7月に感染対策指針を策定すると同時に、ICTをさらに強化して病院組織として「感染制御部」を設置しました。
 感染制御部では、毎日(週5日)午後、医師、看護師、薬剤師、細菌検査技師の4職種が集まって、院内の感染対策が破綻していないかどうかを種々の観点から協議し、問題があれば迅速に対応しています。
 2011年には感染対策ソフト(ICTメイト®、アイテック阪急阪神社)を導入しました。感染制御部のメンバーはICTメイトから感染対策に関する情報を効率良く取得して、日々の活動に役立てています。さらに、全職員もICTメイトで情報を共有することにより病院全体で感染対策に取り組んでいます。

スタッフ

職 名 名 前 専 門 資 格
部 長 Dr_shimotuma下間 正隆 感染制御 日本外科学会指導医
麻酔科標榜医
インフェクションコントロールドクター
京都府立医科大学臨床教授
臨床検査技師 小野 保  
薬剤師 澤田 真嗣 感染制御専門薬剤師
抗菌化学療法認定薬剤師 
看護師 近藤 大志 感染管理認定看護師(ICN)