最新設備

● 患者監視装置 (平成26年度日本損害保険協会寄附事業)

 平成26年8月28日、救命救急センターに設置していましたモニタリングシステムが、フクダ電子社製DS-7780等に更新されました。 当機器は、救急外来から病棟への搬送時における呼吸心拍数等データの一元化、長時間の波形表示機能(96時間+14日間のデータ保存)等、チーム医療に必要である情報共有化の向上に繋がる機能を搭載しております。
 また、電子カルテとの連携により、血圧値等のデータ移行が従前の手動作業から自動送信へと切り替わり、日頃多忙を極める当センタースタッフの業務軽減にも効果が現れました。
 これからも重症度の高い救急患者さん等に対して質の高い医療を提供出来るよう努めてまいります。

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● 高精度放射線治療装置

 がん治療の3本柱は(1)手術(2)放射線治療(3)化学療法(抗がん剤)であり、その中で放射線治療は切らずに治せ、うまく使えば体への負担が少なくて済みます。
 原発性・転移性を問わず“様々ながん治療”や“がんによる苦痛の緩和”、その他の悪性腫瘍や一部の良性腫瘍に対し有効な治療法です。  当院には米国Varian Medical Systems社製のIMRT(強度変調放射線治療)やIGRT(画像誘導放射線治療)にも対応した最先端の高精度放射線治療装置が導入されており、骨髄移植時の全身照射にも対応しています。
 治療はこの放射線治療装置(リニアック)で発生させたX線や電子線という種類の放射線を使用して行います。これらの放射線は目に見えず、体にあたっても何も感じませんので、治療は少々固いベッド上に10分程度じっと寝ていて頂くだけの痛みを伴わないものとなります。
 一般的な治療の方法としては、一回10分間ぐらいの治療を、土日を除く平日毎日、合計20~30回に分けて行っていきます。  回数や方法に関しては“がん”の種類や治療の場所などにより異なります。多くの場合、通院で治療することが可能です。  当院はある一定の施設基準が求められる地域がん診療拠点病院の指定要件を満たした放射線治療施設です。

高精度放射線治療装置

● マンモグラフィ撮影装置

 富士フィルムのAMULET FDR MS-1000を導入しており、デジタルシステムで直接変換方式のFDP(フラットパネルディテクタ)としては世界最小画素50ミクロンを実現した装置です。(平成26年3月現在)
 この装置は、光を介せずデジタル信号に変換する直接変換方式により、淡くはっきりしない病巣をみつけやすい鮮明な画像に表示することが可能です。乳房などの軟部組織の微妙な濃度差も画像化できるため、従来では描出の難しかった若い女性や乳腺の発達した乳房等も鮮明に撮影することができます。
 さらに50ミクロンという世界最小画素を実現したことにより、小さな石灰化や癌もくっきりとした高画質の画像として見つけられるようになりました。そしてフィルムを現像する必要がなくなったため、検査時間も短縮されました。
 また、マンモグラフィ専用の待合室が新設され、落ち着いた雰囲気のスペースでお待ちいただけます。
 当院は、NPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会(精中委)が行うマンモグラフィの施設画像認定評価でA認定を取得しています。検査を担当する女性技師も全て精中委により認定された認定技師です。

マンモグラフィ撮影装置
マンモグラフィ撮影装置
● 血管撮影装置

 平成25年3月に血管撮影装置が、PHILIPS社製Xper Allura FD20/20に更新されました。
被ばくを大幅に低減できる最新の機能が加わり、長時間に及ぶIVR(血管内治療)での被ばく線量を半分程度に抑えることが可能となりました。
 各科の先生の手技やデバイス技術の向上によりIVRは日々進歩しています。非侵襲的なIVRが増加する中で、こうした「医療の質」の向上の一部に被ばくも考慮される時代になってきました。これからも画質を落とすことなく患者さんの被ばく低減に努めていきたいと思います。

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X線管球と受像器で構成されるCアームが2対装備されたバイプレーン装置で、被写体の正面と側面など2方向の同時撮影が可能です。これにより、造影剤の使用量が半分に抑えられ、頭蓋内血管治療では同時に2方向からカテーテルやガイドワイヤーなどのデバイスの位置が確認できるため、安全かつ効率的に手技が行えます。
また、血管3D撮影に加え、新しい機能として、コーンビームCTも撮影できるようになりました。以前は肝癌などの血管内治療の途中に腫瘍の栄養血管を確認するため、血管撮影室からCT室まで何度も移動していましたが、これからは移動することなく血管撮影室ですべての検査が行えるようになります。

当院は全国循環器撮影研究会による被ばく線量低減推進施設に認定されました。

血管撮影装置

従来装置との線量比率(横軸は照射野範囲)

透視線量率(表1)p-1
撮影線量(表2)p-2

透視では従来の約90%~60%の線量で、(表1)撮影では従来の45~20%の線量で撮影できることがわかりました。(表2)

● CT装置(平成25年度医療提供体制推進事業費補助金事業)

 東芝メディカルシステムズの最新マルチスライスCT「Aquilion PRIME」が平成25年10月から稼働しました。
 今回導入されたCTの被ばく低減技術の1つとして、逐次近似法を応用した画像再構成法があります。この逐次近似法を用いると画像のノイズを減らすことができるので,少ない線量で、従来と同じような画質を担保できます。この技術により最大50%のノイズ低減と、75%の被ばく低減効果があります。

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同CTは0.5mm×80列検出器の高速ヘリカルスキャンと160スライスのコンベンショナルスキャンでの撮影が可能です。一回転で40mmの範囲を高精細に撮影でき、スキャン中に並行して画像再構成処理を行うことが可能なため、検査全体のスループットが向上しています。また、開口径が拡大され、検査における圧迫感や閉塞感が軽減し,体位の制限が多い救急患者さんでもポジショニングが容易になり,撮影の適応が拡大しました。
 CTの進歩はめまぐるしく、4列の検出器をもつマルチスライスCTが登場し、わずか10年で検出器の数は320列まで増えました。列数が増えるにつれ撮影時間が短縮され、広範囲で複数回の撮影を行えるようになりました。その結果、被ばく線量が増えCTは医療被ばくの大きな比重を占めています。

CT装置

● 核医学(RI)装置(平成24年度医療提供体制推進事業費補助金事業)

 RI(核医学)検査では、ガンマ線という微量の放射線を出す薬品を使い、体の中で特定の部位に取り込まれ、流れ方や分布を専用のカメラで測定し、コンピュータで画像にします。この検査では、検査部位の形態や機能などを調べます。
 平成25年2月よりシーメンス社製(Symbia S)に更新し前装置と比べ、これまで以上の画像の高画質化、新しいソフトウェアの導入により機能検査の向上が実現できました。

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設備が充実し画像保存通信システムに接続され院内の端末で画像確認ができ、負荷心筋シンチグラム検査も院内生理検査システムが接続された為、負荷中の心電図、心拍数、血圧データが電子カルテに保存されるようになりました。

核医学(RI)装置

● CRシステム立位画像読取装置(平成22年度日本損害保険協会寄附事業)

 平成22年度日本損害保険協会寄附金によりCRシステム立位画像読取装置を導入いたしました。
 今回の導入は、特に救急患者数の増加に対応するため、救急X線撮影室に設置するものであり、撮影等の作業効率の向上はもとより、更なる救急患者の受入を図るものです。
 当院は今後も地域住民の健康増進、疾病予防に寄与するとともに、地域の中核病院としてより高度な医療の提供に努めてまいりたいと思っております。

CRシステム立位画像読取装置

● MRI

 MRIはX線を使用せずに、磁石と電磁波の力によって人体のいろいろな断面を写真のように撮影(これを撮像といいます)する画像診断装置です。現在のMRI装置の多くは1.5テスラ(15000ガウス。エレキバンが80ミリテスラ、もしくは800ガウス)という高い磁場を使用しており、検査中以外でも検査室の中では常に磁場は発生しています。
 検査を受けられる患者の方がMRI装置の筒の中に入って安静にしている間に、検査が進行していきます。検査によっては途中で息を止めていただいたり、目的によっては体内の一部をより詳しく見えるように撮影するため、造影剤という薬を静脈注射したり、検査前に薬(鉄剤に一種)を飲んで頂いたりすることがあります。検査はおおよそ15分~20分程度(検査内容により異なり若干長くなることもあります)で終了します。

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● CT(平成18年度日本損害保険協会寄付事業)

 CT装置(64chMDCT)は、心臓専用CTとも呼ばれ通常の造影CTをするようにして心臓や冠動脈が検査できる高速回転(0.35sec)、高精細(0.5mm厚)装置です。例えば、頭から足先まで検査をするには10秒程度の息止めで撮影が終了します。描出される画像は、0.5mm間隔まで薄く再構成され、より微妙な病変も観察でき診断に役立ちます。さらに、収集されたデータから構築された3次元画像は、手術前の血管造影や心臓カテーテル検査に変わる臨床画像として期待できます。検出器のX線感度もよくなって造影剤の使用量は減り、被ばくも低減されますので患者さんに優しいCT検査が行えるようになりました。

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災害救護

 当院は地震等の大規模災害の際、地域の中核病院として責務を全うするための設備があります。

  1. 電力の確保
    新設のコ・ジェネレーション設備と既設の自家発電装置の活用により医療行為に最低限必要な電力を確保いたします。
  2. 水の確保
    生活用水及び浄化水については、地下水浄化システムの導入により供給が可能となりました。
  3. パイピングの設置
    災害時には一度に多くの患者さんが治療を求めて来院することが考えられます。当院はより多くの患者さんへの救急処置に対応できるよう、外来待合のフロアーに酸素吸入等が出来る設備を備えております。
  4. 一般ガス設備の全廃
    ガス設備については、災害時における危険性が非常に高いことから、業務用を除き全廃いたしました。