耳鼻咽喉科・気管食道外科

診療内容

 地域に密着した基幹病院として、他の医療機関と連携をとりながら耳鼻咽喉・頭頸部疾患のすべてについて診療をおこなっています。扁桃炎や突発性難聴といった急性疾患に対する治療はもちろんのこと、中耳炎や副鼻腔炎をはじめとする慢性疾患の外科的治療、口腔・咽頭癌や甲状腺癌といった頭頸部悪性腫瘍の集学的治療(手術・放射線・抗癌剤)などを中心としています。また、本院付属の救命救急センターを経由する救急患者さんの治療も行っています。入院治療では、大部分の疾患についてクリニカルパス(入院診療計画書)にもとづいて、治療内容や日程をスケジュール管理し、標準化された最新の治療を提供しております。

治療実績

手術名 2014年 2015年
鼓室形成術  56 66
顔面神経管開放術 5 3
鼻中隔矯正術 117 127
内視鏡的鼻副鼻腔手術(側) 168 187
翼突管神経切除術(側) 124 96
涙嚢鼻腔吻合術 2 2
その他副鼻腔手術(Luc、デンケル、キリアン法など) 6 3
口蓋扁桃摘出術(アデノイド切除術含む) 58 48
舌・歯肉・口腔腫瘍手術(再建手術含む) 20 14
咽頭悪性腫瘍手術(再建手術を含む) 3 2
喉頭微細手術(レーザー照射含む) 40 30
頸部郭清術 11 10
甲状腺腫瘍摘出術 44 43
耳下腺腫瘍摘出術 19 11
顎下腺腫瘍摘出術 5 8
喉頭閉鎖術 4 4

連携病院・開業医の先生方へ

 耳鼻咽喉科は常勤医師5名で、外来診療は月曜日から金曜日の午前に行っています。耳疾患・鼻副鼻腔疾患・頭頸部腫瘍など耳鼻咽喉領域のあらゆる疾患に対し、最新の設備で臨機応変な対応を心がけています。特に内視鏡下鼻内手術では高度な技術と全国有数の症例数を誇っており、難治性の喘息合併副鼻腔炎や再発性副鼻腔炎に対しても良好な成績を得ています。重症のアレルギー性鼻炎に対しても短期入院の鼻内手術(翼突管神経切断術)を併用することにより患者さんから長期にわたる高い満足度を得ています。入院・手術におきましては、定型的な手術に対してはクリニカルパスを導入することにより、入院期間の短縮や治療の標準化を推進しています。

【内視鏡下耳科手術】
 当科では従来の顕微鏡下鼓室形成術(MES)に加えて、外耳孔のみから手術を行う、経外耳道的内視鏡下鼓室形成術(TEES)を多く行っております。TEESはMESと比較しても遜色のない術後聴力成績であるのみならず、術後疼痛は有意に少なく、耳後部のしびれもありません。入院期間も約5日と短期間で、抜糸もありませんので、多くの患者さんに満足していただいております。乳突洞まで病変が拡大したものはMESを行っておりますが、2014年は全耳手術の約6割がTEESでした。TEESは比較的新しい手術法で、まだまだ一般に浸透した手術法ではありませんが、問題となる合併症もなく、すでに多くの症例で良好な成績をあげております。

【誤嚥防止手術】
 本手術は重症の誤嚥性肺炎患者に対する根治治療として、今後必要性が高まると予測される方法です。過去には喉頭摘出が行われておりましたが、当科では気管切開術に追加して行う、喉頭を温存した、低侵襲な誤嚥防止術(声門下喉頭閉鎖術)を行っております。脳梗塞後やALSなどでADLの低下した肺炎患者に対しては転院のうえ手術をさせていただいております。術後の誤嚥性肺炎の制御は100%で、6割程度の方は経口摂食も可能となっております。術後の患者さんの生活の質が大きく向上するため、家族や介護者を含めた満足度に大きく貢献します。

 また、急性期病院・地域医療支援病院である当院は、地域の先生方との連携を重視して地域医療への貢献を心掛けており、術後の処置や慢性疾患の通院治療はお近くの医療機関で行っていただくように逆紹介も積極的にさせていただいております。患者さんのご紹介には、地域医療連携室を通していただくと手続きがスムーズにすすみ、診察待ち時間を短縮できますので、是非ご利用ください。

スタッフ

職 名 名 前 卒業年度 専 門 資 格
部 長 Dr_dejima201610 出島 健司 S59 鼻疾患
アレルギー疾患
花粉症
日本耳鼻咽喉科学会 専門研修指導医・専門医
日本耳鼻咽喉科学会 代議員
日本鼻科学会 代議員
日本アレルギー学会 指導医
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会 評議員
京都府立医科大学 臨床教授
副部長 Dr_uchida201610 内田 真哉 H2 耳疾患
顔面神経麻痺
嚥下障害
日本耳鼻咽喉科学会 専門研修指導医・専門医
日本頭頸部外科学会 頭頸部がん暫定指導医
日本耳鼻咽喉科学会 補聴器相談医
医 師 竹中 まり H18   日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門医
医 師 村上 怜 H19   日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会 補聴器相談医 
医 師 村井 尚子 H23    
医 師 水田 康博 H25