病診連携

病診・病病連携とは(医療の機能分化の連携と強化)

 国(厚生労働省)が進めている「医療の機能分化」とは、それぞれの医療機関の機能に応じて役割を分担し(機能分化)、患者さんの状態に応じて医療機関同士が協力(連携)することで効率の良い医療を目指すことであります。

◎「かかりつけ医」
 風邪や慢性的な症状で入院の必要はないが、薬を飲み続ける必要がある場合などに、身近にあって日常時に見てもらえる医院(診療所)
◎「高度急性期・急性期病院」
 入院や高度な検査・手術などを中心に、状態の早期安定に向けた医療を行う病院
◎「回復期病院」
 状態の安定後に、在宅復帰(自宅退院、社会復帰)に向けた医療やリハビリを提供する病院
◎「慢性期病院」
 症状の安定後に、長期にわたり療養が必要な患者を入院させる病院

日本には大学病院からかかりつけ医まで様々な医療機関があります。これらの病院が協力(連携)することで、従来の「一病院完結型医療」から、「地域完結型医療」へ転換し、各地域にて切れ目のない医療を提供する体制を構築することを目的とします。

当院の役割は?

 当院は「高度急性期病院」として、地域の「かかりつけ医」等の医療機関からの紹介を受けた患者さん及び重篤な症状にて救急搬送された患者さんを中心に入院・手術など高度で専門的な医療を24時間体制で行う病院であります。
 当院は、地域のかかりつけ医等と役割分担(機能分化)と協力(連携)を推進しております。よって当院に受診される際は、かかりつけ医等からの紹介状をご持参いただくことへのご理解とご協力お願いいたします。
 また、当院にて専門的な医療を行ったあと、症状等が安定された患者さんには、地域のかかりつけ医等への逆紹介も併せて推進しておりますので、是非、身近な医院で日々の健康管理や断続的な治療をお受けください。