脳神経外科

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診療方針

 「脳神経外科とは脳、脊髄、末梢神経を含むすべての神経系およびそれらに関連する骨、筋肉、血管などの疾病の予防、診断、手術を含む総合的医療、リハビリテーションなどに関与する診療科」と定義されています。神経系の総合診療を行うとの観点から脳神経外科は2013年に厚生労働省が定めた新専門医制度の中で基本領域と位置づけられ、脳卒中、頭部外傷を中心とする神経救急領域、痛み、しびれ、麻痺などの一般神経疾患領域、そして高度な神経外科手術を扱う専門領域などを併せて診る診療科となっています。
 京都第二赤十字病院脳神経外科では赤十字の理念にもとづき全ての苦痛に悩む人や死に瀕する人に手をさしのべる医療をおこなっています。それ以外にも赤十字病院として苦痛に悩む人や死に瀕する人を治療する医療機関や医療者を国内外をとわず支援することが役割と考えています。
 治療は経験豊富なスタッフと充実した最新医療器を用いて行います。脳血管障害では開頭術及び血管内手術が可能であり両治療の利点を最大限生かせるシステムにしています。未破裂脳動脈瘤では詳細MRI画像、手術中血流測定(ICG)、手術中内視鏡観察、stent併用コイル塞栓術、二方向同時血管撮影装置などで治療の安全性を高めています。平成16年から24年では治療後破裂例はなく自宅退院率は97%でした。脳動静脈奇形では塞栓術で安全性を高めた上摘出術を行います。脳主幹動脈狭窄では血管吻合術、内膜剥離術、stent留置術を行います。stent留置術では安全性の高い逆流法による塞栓性合併症予防をおこないます。脳腫瘍では摘出術、放射線治療、化学療法を行います。下垂体腺腫では侵襲の極めて少ない内視鏡的腺腫摘出術を行います。脊椎脊髄外科では低侵襲手術により神経症状の軽減をめざし椎弓形成術、経皮的椎体形成術などを行います。機能外科では三叉神経痛、中枢性疼痛に対する運動皮質刺激、深部刺激などを扱います。また外来ではペインクリニックを併設しています。小児脳神経外科では奇形、外傷、脳腫瘍、もやもや病などを扱います。小児もやもや病では多重EDASにより合併症のない治療を行います。
 また京都府下の病院や日本最北端の稚内禎心会病院への定期的診療支援、国際脳神経外科学会教育コースでの講義などを通じて国内外の脳神経外科医療を必要とする人を支援しています。

pdf 未破裂脳動脈瘤の治療と転帰
pdf 三叉神経痛、顔面けいれん、舌咽神経痛に対する微小血管減圧術
pdf 経鼻下垂体手術治療指針と実績
pdf 内頚動脈狭窄症の治療

診療実績

  2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年
治療総数 322例 313例 367例 384例 315例 321例
 外傷性頭蓋内出血
 (慢性硬膜下血腫を含む)
84例 77例 87例 95例 92例 77例
 高血圧性脳内出血 26例 14例 20例 35例 30例 35例
 脳動脈瘤 61例 66例 84例 79例 58例 64例
 脳動静脈奇形 8例 6例 8例 5例 10例 8例
 脳主幹動脈狭窄 36例 49例 60例 48例 24例 26例
 脳腫瘍 43例 39例 34例 35例 31例 38例
 脊髄・機能外科 3例 10例 15例 17例 11例 6例
 小児脳神経外科 1例 0例 2例 2例 3例 1例

診療所・病院の医師の方へ

 脳、脊髄、末梢神経系それに付属する血管、骨、筋肉を含めた神経系疾患が疑われた場合お気軽にご相談ください。脳神経外科では24時間365日オンコール体制を整えていますので交換台から直接にオンコール医師に連絡するよう指示いただいても結構です。

スタッフ

職 名 名 前  卒年 専 門 資 格
部 長 murakami_nDr村上 陳訓 S63   日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医 
副部長 中原
中原 功策
S62 脳神経外科
脳腫瘍
下垂体
日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
医学博士
日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医
副部長 murakami_mDr村上 守 H5   日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
日本救急医学会救急科専門医 
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医 
日本脳神経血管内治療学会専門医 
日本脳神経外傷学会学術評議員
医 長 武内 勇人 H9   日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医 
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医 
医 長 丸山 大輔 H14   日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医