診療科・部門・センター
緩和ケア科

科の紹介

緩和ケア科では、病気に伴う身体的な苦痛やつらさだけでなく、不安や落ち込みなどの精神的な苦痛、療養に関する悩みなど、患者さんやご家族が抱える様々な困り事に対し幅広くご相談いただけます。緩和ケアは、診断された時から、治療と並行して受けることができます。症状やお気持ちは、時間とともに変化していきます。私たちはその変化に寄り添いながら、長い時間をかけて継続的に支援していくことを大切にし、患者さん一人ひとりが、その人らしく過ごせるよう一緒に考えていきます。

診療内容・特徴

痛みだけではない、緩和ケアの外来診療

痛みの治療に限らず、身体や心のつらさ、日常生活のお困り事についてお話を伺います。これまでの生活のご様子やお仕事のこと、大切に思っておられることなどの話もお聞きしながら、お困り事の解決策を患者さん、ご家族と一緒に考えます。(痛みの治療については下記をご参照ください)

週1回・予約制の専門外来

緩和外来 毎週水曜日午後(予約制)

十分な時間を確保した外来診療

初回診療は約90分の時間を確保し、患者さんのお話しを伺いながら、今後の支援について一緒に考えます。

看護師同席による支援

診察には、専門の看護師が同席し、医師とともに患者さん・ご家族を支援します。医療面だけでなく、生活や気持ちの面についても安心してご相談いただけます。

対象患者さん・疾患

以下のような方を対象としています。

  • がんによる痛みやつらさがある方
  • 治療中の症状や生活上の困りごとについて相談したい方
  • 今後の療養や過ごし方について話したい方
  • ご本人だけでなく、ご家族からの相談 など

病状や治療の段階にかかわわらず、早い時期からご利用いただけます。

痛みの治療について

緩和ケアでは、まずはお薬による治療と日常生活の工夫やケアを組み合わせて、痛みのコントロールを行います。痛みの感じ方や困り事は一人ひとり異なるため、症状や生活の状況を伺いながら、無理のない方法を一緒に考えていきます。それでも痛みを十分に和らげることが難しい場合や、日常生活に支障をきたす痛みが続く場合には、下記のような専門的な治療を検討することがあります。

放射線治療について

痛みの原因となっているがんに対して、緩和的放射線治療(痛みを和らげることを目的とした放射線治療)が適している場合があります。放射線治療は、当院の放射線治療科と連携し、患者さん一人ひとりの状態に応じて治療方針を検討します。

神経ブロックについて

神経ブロックとは、痛みを伝えている神経の働きを一時的に弱めることで、痛みを和らげる治療です。お薬による治療だけでは十分な効果が得られない痛みに対して行われることがあります。体の負担や効果を考えながら、必要性を慎重に判断します。神経ブロックが必要な場合は、『京都府立医科大学附属病院 疼痛・緩和ケア科』と連携しています。

また当院でも、一部の神経ブロックを実施しており、専門的なご相談が可能な医療機関です。

その他の支援体制・相談窓口について

緩和ケアチームによる支援

当院では、緩和外来に加えて、緩和ケアチームによる支援を行っています。

緩和ケアチームは、主治医や病棟・外来スタッフと連携しながら、患者さんとご家族のつらさを和らげることを目的とした支援チームです。 がん治療中の方から、症状や生活上の不安を抱えている方に対して、治療と並行して早い段階から介入し、主治医の診療を支えるかたちで関わります。

がん相談支援センター

がん患者さんやそのご家族の方の「病気についての疑問」や「不安・心配事」について、がん相談支援センターでご相談をお受けしております。

「がん相談支援センター」は、当院に通院中や入院中の方だけでなく、当院に通っていない地域の方々などどなたでも無料・匿名で利用することができます。相談方法は面談または電話にて対応させていただきます。

お気軽にがん相談支援センターまでご相談ください。(来院にて相談希望の場合は、事前にお電話にてご予約をいただくとスムーズに対応させていただけます)

ご相談は、まずはソーシャルワーカーもしくは看護師がお受けし、その後必要に応じて各職種のスタッフと連携しながらサポートさせていただきます。

緩和ケアに関する情報サイト

緩和ケアの基本的な考え方や、痛み・息苦しさなどのつらい症状への対応、こころのケア、患者さんやご家族への支援、在宅療養やホスピスについてなど、緩和ケアに関するさまざまな情報を分かりやすく紹介しているサイトです。詳しい情報を知りたい方はぜひご覧ください。

がんや緩和ケアに関する正確で分かりやすい情報を提供しているサイトです。症状への対応や療養生活、制度などについて幅広く紹介されています。

緩和ケアの考え方や症状緩和、患者さんとご家族への支援などについて、イラストや図を用いて分かりやすく解説しています。

スタッフ紹介

真田 香澄
副部長
消化器内科医長
卒業年
H16
専⾨領域
消化器内科
消化器内視鏡
緩和ケア
認定医・専⾨等資格
日本内科学会 認定内科医・指導医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 近畿支部評議員・専門医・内視鏡スクリーニング認定医(上部消化管・大腸)
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本消化器がん検診学会 総合認定医・指導医
日本臨床倫理学会 臨床倫理認定士

医療関係者の方へ

当科では、闘病中であっても“自分らしく生きること”を心掛けて診療にあたっています。そのためには、地域の先生方のご協力が不可欠です。なるべくご自宅が良いという患者さんが増えてきていることにあわせて、退院時や外来通院中に当院への定期的通院のみではサポートが難しい(近いうちにそうなる)と判断した際に、往診のお願いをさせていただくことが増えてきています。時間的な余裕がない場合のお願いも度々ありますが、いつも快く引き受けてくださり感謝しております。

また、緩和病棟をお持ちの病院へも、面談や転院など、大変お世話になっております。今後ともよろしくお願いいたします。

予約方法

これまでの治療歴を参考に薬剤調整などを行いますので、治療歴を詳細に記載した紹介状をご用意ください。