呼吸器内科

診療方針

呼吸器悪性腫瘍や間質性肺炎を中心とした難治性疾患を専門的に診療するとともに、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、細菌性肺炎、睡眠時無呼吸症候群など呼吸器疾患全般の診断と治療を行っています。

特色・症例数・治療

当科では肺癌などの呼吸器悪性腫瘍、間質性肺炎に加えて、気管支喘息、COPD、細菌性肺炎、睡眠時無呼吸症候群など、呼吸器疾患全般の診断と治療を行っています。
当科は日本呼吸器学会認定施設であり、毎週、呼吸器合同カンファレンス(呼吸器内科・呼吸器外科・放射線診断科・放射線治療科)、呼吸器内科カンファレンス、回診など複数回の検討を重ね、最新の医療情報をアップデートしながら、患者さんにより良い治療が提供できるようスタッフ一同努力しています。
肺癌の診療はこの20年で劇的な変化を遂げ、進行した状態で発見された患者さんも、EGFR・ALK・ROS1・BRAF・METex14 skipping・RET・KRAS-G12C・NTRKなどの遺伝子変異/転座を検索して適切な分子標的薬を選択し、それらの適応がない場合には複合免疫療法(細胞障害性抗がん剤と免疫チェックポイント阻害薬の併用)などを行うことにより長期生存が期待できる時代になりました。当科では肺癌診療ガイドラインに準拠した最新の治療を提供できます。
間質性肺炎に対しては、気管支鏡を含めた精査によって適切に診断を行い、特発性肺線維症では抗線維化薬を、その他の疾患では病態に応じて免疫抑制療法(ステロイド、免疫抑制剤)を導入しております。
また、重症喘息に対しては、患者さんの個々の病態に配慮し、生物学的製剤の使い分け、耳鼻咽喉科との連携など集学的アプローチによる治療を行っています。呼吸器合同カンファレンスで各方面から意見を出しあい、個々の患者さんにとってより良い治療が提供できるよう努めています。
当院は3次救急病院であり、重度の呼吸不全として救急外来に紹介される患者さんも多く、より良い治療が行えるよう今後とも努力して参ります。
なお、睡眠時無呼吸症候群の診断に必要な検査、治療も行っています。

患者さんへ

本科では、広く呼吸器疾患全般を対象に診療をしておりますので、遠慮なくご相談下さい。本院初診の際には、かかりつけの先生からの病状などについての紹介状を是非お持ち下さい。
当院にて専門的な医療を行ったあと、症状等が安定した患者さんには、かかりつけ医等へ逆紹介させていただきます。

スタッフ

職 名 名 前 専 門 資 格
部 長 塩津 伸介 呼吸器一般
肺癌
臨床腫瘍学
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医・指導医
日本肺癌学会 評議員
肺がんCT検診認定機構 肺がんCT検診認定医師
医 長 野口 進 呼吸器一般
肺癌
気管支鏡
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
医 長 山本 千恵 呼吸器一般
呼吸器感染症
気管支鏡
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・評議員
日本感染症学会 感染症専門医
日本結核・非結核性抗酸菌症学会 結核・抗酸菌症指導医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
厚生労働省 臨床研修指導医
医 師 平井 聡一

肺癌
気管支鏡
呼吸器一般 

日本内科学会 認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
医 師 中邨 亮太 呼吸器一般
肺癌
臨床腫瘍学
日本内科学会 認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医
医 師 笹倉 美咲 呼吸器一般  
医 師 狩野 友花里 呼吸器一般  
医 師 坂口 淳英 呼吸器一般  

 

外来当番表

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1診 AM 野口   塩津 中邨 平井
PM (完全予約制)
2診 AM 中邨 塩津 野口 笹倉 山本
PM 山本  平井
3診