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学校長ご挨拶

学校長 魚嶋 伸彦

京都第二赤十字看護専門学校は、1949年の開設以来、日本赤十字社の基本原則である「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」に基づいた看護教育を実践し、これまでに約2,000名の優秀な看護師を輩出してまいりました。赤十字の看護教育は、日本赤十字社の設立目的の一つであり、我が国における看護師養成の根幹をなすものであります。赤十字社で学んだ看護師は、社会において高く評価され、広く信頼されています。

本校は、京都御苑や文化庁・京都府庁に隣接する恵まれた環境のもと、教職員と学生との親密な信頼関係を大切にした、温かな校風が特色です。学生とベテランの看護師である教員の距離は近く、直接関わる中で、互いに学び合っています。また、学生の自主性・主体性を育むため、先進的で実践的な教育手法である「リフレクション」「ポートフォリオ」「ルーブリック」「マインドマップ®」の4つのメソッドを積極的に導入しております。これらの取り組みは、学生のみならず、学外からも高く評価されています。

看護師養成において実習は極めて重要な位置を占めています。本校に隣接する京都第二赤十字病院は、京都府における赤十字医療の発祥の地であり、救急・災害医療および日常の高度な急性期医療を担う、地域の中核病院として長年にわたり信頼を築いてきました。京都府で初めて認定された高度救命救急センターと一次脳卒中センターコアに指定を受けた包括的脳卒中センターを中心とした救急医療、がん診療、専門的高度医療の三本柱を軸とした診療体制を展開しており、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院等の指定も受けています。

このような高度かつ多様な医療現場での実習は、看護師として必要な知識や技術だけでなく、人間性豊かな専門職としての成長を促す絶好の機会となります。病院内の指導看護師も、教育的配慮と工夫をもって、効果的な指導を行っており、学校教育から臨床現場へのスムーズな移行、いわゆるシームレスな看護教育を実現しています。

「看護師になりたい」という皆さんの夢を実現するために、学校職員はもとより病院職員一同も一丸となって皆さんを支援いたします。どうぞ、この学び舎で素晴らしい仲間と出会い、充実した学校生活を送ってください。皆さんとともに歩む3年間が、かけがえのない時間となることを心より願っています。

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