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放射線治療科
緊急照射について

緊急照射について

緊急照射(緊急放射線治療)は、速やかな対応が必要な症状に対して行う放射線治療です。

特に脊椎への転移は、進行により脊髄圧迫や浸潤による麻痺が生じうるため、緊急で(その日のうちに)照射を行います。

緊急照射:治療前(左)、治療1か月後(右)

どのような症状に有効なのか

転移性脊椎腫瘍による脊髄圧迫

脊椎・脊髄腫瘍が脊髄を圧迫し、疼痛や麻痺、しびれ、膀胱直腸障害を起こす病態です。

完全な麻痺になってしまうと、治療をしても回復が困難になります。足がしびれる、動かしにくいといった症状がある場合には、すぐに手術や緊急照射を行う必要があります。

気道閉塞

肺がんや縦隔腫瘍などにより、気管や気管支が閉塞し、呼吸困難をきたす状態です。

上大静脈症候群

肺がんや悪性リンパ腫などが上大静脈を圧迫し、閉塞や高度狭窄を起こした結果、心臓へ血液を戻す上大静脈が圧迫・閉塞される病態で、顔面・頸部の浮腫などに繋がります。

他にも、腫瘍から出血が止まらない場合に緊急照射することもあります。

症状の悪化を防ぎ、患者さんの安全と生活機能を守るため、迅速に治療計画を立て、早急に照射を開始します。