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形成外科
皮膚の「できもの」を切除する(皮膚腫瘍切除術)

皮膚表面のいわゆる「できもの」を「腫瘍(しゅよう)」と呼びます。良性のものは良性腫瘍、皮膚がんなど悪性のものは悪性腫瘍と言います。 皮膚良性腫瘍の中には、皮膚がふくろ状になって垢が貯まる「表皮嚢腫(粉瘤)」やホクロ「色素性母斑」などが含まれます。 良性腫瘍であっても、引っかかって痛みがある・出血する、放置すると感染を起こす可能性がある、整容上(見た目)の問題が社会生活に支障を来すほど大きい、などの問題がある場合は、保険診療下に切除術を行います。

良性腫瘍の切除・縫縮

余分な皮膚も含めて、全体を紡錘形に切除します。傷あとは元の腫瘍の大きさよりも長くなります。良性腫瘍を切除した後の傷は、多くの場合そのまま縫い閉じて一本の線状の傷になりますが、引きつれが起こりやすい部位では追加処置(皮弁や植皮)が必要になることがあります。

皮膚がんを切除する(皮膚悪性腫瘍切除術)

皮膚悪性腫瘍の多くは皮膚がんで、良性腫瘍に比べて増大が速い、組織が崩れて出血してくる、などの特徴があります。見た目から悪性が強く疑われる場合は、腫瘍の一部を採取して、顕微鏡検査(病理診断)に出し、診断をつけてから全体を切除します。

確実な切除のために、幅・深さともに腫瘍から一定の安全域をつけて、周囲の皮膚ごと大きく切除しますので、傷を閉じるために何らかの追加処置(皮弁や植皮)が必要になる場合が多いです。進行がんで転移を伴う場合は、リンパ節の切除を要する場合もあります。