課の紹介
栄養課では、患者さんの状態にあった安心、安全で喜ばれる食事の提供を目指しています。
栄養課の主な業務は、大きく分けて「給食管理業務」と「栄養管理業務」の2つがあります。「給食管理業務」は入院患者さんに提供する給食の献立作成、食材の管理や厨房の衛生管理など給食の運営に関わる業務です。「栄養管理業務」では、入院患者さんの病態や栄養状態の特徴に基づいた栄養プランを考え実施・評価し、入院患者さんの栄養改善と社会復帰を促します。又、入院中や外来通院中の患者さん対象にその人のライフスタイルに沿った栄養指導(栄養相談)も担当しています。

栄養課の構成
- 部長(医師):1名
- 副部長(医師):1名
- 栄養課長(管理栄養士):1名
- 管理栄養士:11名
- 栄養士:1名
- 調理師・調理補助:30名
- 事務:1名
資格・認定
- 日本糖尿病療養指導士:1名
- 腎臓病療養指導士:1名
- 心不全療養指導士:1名
- NST専門療養指導士:6名
- 臨床栄養代謝専門療法士:1名
- 病態栄養専門管理栄養士:1名
- がん病態栄養専門管理栄養士:1名
- 小児栄養分野管理栄養士:1名
学術活動
| 学会発表(演題・テーマ・タイトル等) | 学会名・研究会名等 | 場所 | 発表年月日 |
|---|---|---|---|
| 当院の潰瘍性大腸炎患者における食生活の実態 | 釜座 東福寺 IBD勉強会 | 京都 | 2024.9.12 |
| 当院急性期病棟におけるGLIM基準導入後の考察 | 第35回京滋NST研究会 | 京都 | 2024.10.5 |
| 潰瘍性大腸炎患者における栄養に関するアンケート調査 | 第15回日本炎症性腸疾患学会学術集会 | 東京 | 2024.11.15 |
| 打ち合わせのない症例検討会 | 第15回南大阪・紀北NST研究会 | 大阪 | 2025.3.8 |
著書
| 分担執筆題名、書籍名、版、出版社、巻・頁 | 出版年月日 |
|---|---|
| 「糖尿病だから食べてはいけないもの」はないんです,糖尿病ケア+,メディカ出版,20(6):26-29 | 2023.11.1 |
| わたしの施設の献立展開の工夫 ②できる限り一般食と同じ様な献立展開を行う,ニュートリションケア,メディカ出版,16(11):20-29 | 2023.11.10 |
| 1日に必要な脂質量はどの様に算出するの?,ニュートリションケア,2024年冬季増刊,メディカ出版:66-68 | 2024.12.18 |
| 必要栄養量算出のために用いる体重は実測体重がいいの?理想体重が良いの?,ニュートリションケア,2024年冬季増刊、メディカ出版:4-56 | 2024.12.18 |
院外活動
| 活動名 | 活動場所 | 活動年月日 |
|---|---|---|
| 赤十字フェスタin kyoto | イオンモールKYOTO | 2025.3.2 |
| 京都滋賀つぼみの会 サマーキャンプ | 滋賀 | 2025.8.19~21 |
業務内容
給食管理業務
当院の給食は直営で行っています。
入院食は、一般食と特別治療食に分類されています。
1日の給食延べ数:1136食(2026年1月実績)
- 一般食、特別治療食の割合:一般食53% 特別治療食:47%
一般食
- 常食、小児食、分娩食、高カロリー食
- 軟食(全粥食・五分粥食・三分粥食)
- 特軟食(歯のない方でも噛める軟らかさ)
- 流動食
- ミキサー食
- 嚥下食
- 離乳食
- 食欲不振症食
特別治療食
- 糖尿病食
- 循環器食
- 脂質異常症食
- 腎臓食
- 透析食
- 妊娠高血圧食
- 貧血食
- 潰瘍食
- 腸炎食
- 肝臓食
- 胆嚢食
- 膵臓食
献立作成
嗜好調査の結果をもとに人気のメニューを取り入れ、四季折々の食材を取り入れた6週サイクルメニューにしています。
又、お正月、お雛祭り、七夕など年に20回以上の行事食も取り入れています。


お正月献立のお雑煮と重箱

選択メニュー
患者サービスの一環として一般常食、一般軟食提供の患者さんへ毎日、朝・夕食にお好きなメニューをお選びいただいています。
選択食の提供には、食事提供の3日前までの申し込みが必要です

適温食での提供
温冷配膳車で運搬し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく適温で食事の提供ができるようにしています。
お祝い膳
出産5日目の昼食にお祝いの気持ちを込めて「お祝い膳」を提供しています。
四季に合わせてメニューを変更し、メイン料理やパン・ご飯を選択していただけます。
冬メニュー例


夜食はじめました
食事が足りないとのご意見や病棟からコンビニまで食べ物を買いに行きづらいとのご意見を踏まえ、ご出産後に毎晩夜食を提供することになりました。

〜お母さんたちの声をご紹介します〜
- 授乳中でもお腹が空くので夜食があるのが嬉しかったです。
- 上の子どもの時にはなかった夜食が出るようになってびっくりしました。
緩和スープ
化学療法や放射線治療による消化器症状や味覚障害に配慮し、一般的なスープより少し薄味に仕上げ素材の旨味を最大限生かしたスープを調理師自らベッドサイドまで出向きカップに注ぎ患者さんに直接手渡しています。
おやつ食
小児科の患者さん対象に日替わりで手作りのおやつを提供しています。


アレルギー対応食
食物アレルギーのある患者さんへ代替食品に代えて提供しています。
入院が決まれば食物アレルギー内容を聴取し、入院時の食事からアレルギー対応食が提供できるようにしています。
栄養管理業務
栄養指導
当院で行っている栄養指導には個別指導と集団指導があり医師の指示により行っています。

外来指導
- 日時:平日の午前・午後
(完全予約制) - 場所:A棟2階 栄養相談室
- 対象:外来患者さん
入院指導
- 日時:平日の午前・午後
- 内容:入院患者さんのベッドサイドまで管理栄養士が訪問し、入院中約2回病状に応じた食事指導をしています。
集団指導
- 日時:隔週水曜日 午後2時から
- 場所:C棟北1階 多目的室
- 対象:外来・入院患者さん
- 内容:バランスのよい食事について
外食の選び方について
栄養指導実績
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 ※11月時点 | |
|---|---|---|---|---|
| 外来 | 1,171 | 1,487 | 1,496 | 810 |
| 入院 | 2,370 | 2,538 | 2,523 | 1,237 |
| 集団 | 0 | 37 | 42 | 54 |
病棟栄養管理
病棟担当制で管理しています。
患者さんが入院されたら、医師・管理栄養士・看護師などが中心となって栄養スクリーニングを実施します。GLIM基準に基づき栄養評価をしています。入院中に低栄養とならないよう、必要栄養量や補給方法の検討をしていきます。また必要度に合わせて、再評価や再スクリーニングを実施しています。
チーム医療
多職種が医療に関わるチーム医療が進められており、管理栄養士も様々なチームやカンファレンスに参加しています。
例)栄養サポートチーム、褥瘡対策チーム、摂食嚥下チーム、糖尿病ケアチーム、透析予防診療チーム、リエゾンチーム、造血幹細胞移植チーム、IBDチーム、緩和ケアチーム、心不全カンファレンス、心臓血管外科カンファレンス、SCUカンファレンス、ICUカンファレンス
栄養サポートチーム
2003年2月から医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・検査技師などの専門スタッフで栄養サポートチーム(NST)を組織しました。
NSTは入院早々から退院まで主治医と相談しながらすべての患者さんの栄養状態をチェックし栄養障害にならないようにそれぞれの患者さんにあった最良の栄養補給を行います。点滴に頼らず食べられる患者さんには、できるだけしっかり食べていただけるよう努力しています。このように栄養状態を良くすることで合併症が少なくなり病気が早く治り、早期退院、医療費削減を目標にしています。
活動内容
- 医師・管理栄養士・看護師・薬剤師で構成される回診チームが2班あり各班が毎週水・木曜日に担当の病棟を回診しています。
- 月1回、院内全体を対象とした勉強会とミーティングを行っています。
- 又、年に1回全入院患者さんの栄養実態調査を行い、NST活動の効果について分析評価しています。